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ガイドブック 11
レイ・マクラナハン博士
レイ・マクラナハン博士(足病治療専門医師)がお答えします。
博士はDPMで、スポーツ医学の足病治療医としてアメリカで活躍しています。
公認の足病に関するドクターとしても著名な方です。
また中距離の陸上競技の選手としても有名です。

Q
私の足は回内足(プロネーション=つま先が外開きになる状態)になっていて、それが故障の原因だと聞きましたが、本当でしょうか?
A
足はあらゆる路面でも安定して歩けるように、衝撃を吸収するように、路面に足が着地したときは、ある程度つま先開きになることが必要です。問題は、多くの人がつま先開きしすぎることで、靭帯、腱に障害が生じることです。よくデイザインされたフットベッドは、回内(つま先が外開き)しすぎる足を矯正します。

Q
フットベッドは、どのように踵突起をカバーするのですか?
A
踵突起は骨の異常です。ほとんどの場合、摩擦や動きからくるカルシウムの盛り上りが原因です。 その骨自体は痛みを伴いませんが、その周辺の軟らかい組織には相当な刺激が靴の中で足が動くたびに伴います。質のよいフットベッドは、靴の中での足の動きを制限して、炎症を抑えることが出来ます。

Q
足が腰痛の原因になるのはなぜ? どうやって防ぐのですか?
A
もしも足が必要以上に回内(プロネーション=つま先が外開きになる状態)していると、連鎖反応で腰の関節にまで影響します。回内を調整するために、腰の関節は回旋したり、一方向に重心を傾けたりします。このような状況が継続して、背骨の湾曲になり、腰痛が始まります。よくデイザインされたフットベッドは、回内を制限するため、足が地面についたときに正常な関節の均等化を助けて、連鎖反応を防ぎます。これを繰り返し行いますと、結果はすばらしいものがあります。

Q
私の母は外反母趾ですが、これは遺伝するのですか?
A

外反母趾は遺伝的なものではありません。 これも必要以上の回内(プロネーション=つま先開きの状態)から起きるものなのです。通常、外反母趾は親指関節の後ろの部分に出来ます。回内が異常に大きいとき、足首関節の可動範囲が大きくなって、中足骨より前の骨が動きすぎる状態になります。

そうすると、第一指(親指)の骨が他の指(第2〜5五指)から遠ざかり、それが靴と当たって擦れるという現象として現れ、赤く腫れ痛みを伴います。また、先が尖ったような靴を履くことで、親指が外側から押され親指の骨が不安定になります。この現象が継続されることで、体の安定に一番大切な親指の関節が、徐々にですが脱臼していく結果になります。

リサーチの結果でも明らかですが、このような足の関節の問題は、偏頭痛、背中の痛み、腰痛、それに膝の痛み、さらに顎関節症にも大きな関係があります。足首関節の回内(プロネーション)が外反母趾の大きな原因になっています。ヒールカップのしっかりしたフットベッドを使用することで、足首関節の安定と回内の抑制が出来て、摩擦によって起こる外反母趾の予防になります。


Q
私の履いているランニングシューズの底は、内側だけがかなり磨り減っています。これはどういうことでしょうか?また、私の足に影響があるのでしょうか?
A
歩いたり走ったりする時、靴は踵の外側が最初に接触するのが普通です。踵の外側以外の部分が早く磨耗するのは、足の過剰回内が原因です。靴を不自然に磨り減らす過剰回内は、足や脚の痛みの原因となります。これを防ぐには、スーパーフィートをはじめとするバイオメカニクスに基づいてデザインされたフットベットによって、深いヒールカップの中心に踵を安定させ、左右の過剰な揺れを防止するこtです。そうすれば、歩行や走行がより効率的となり、靴の底の磨耗パターンも正常になります。

Q
私の母は年を取るにつれて扁平足になっています。これを予防する方法はありますか?
A
私たちの足の底は、年を取るにつれて長く、あるいは「扁平」になる傾向があります。その原因は体重の増加、筋力低下、妊娠時のホルモンバランスの変化による靭帯組織の伸長や柔軟化、粗悪な靴など様々です。このような扁平足が、直接痛みの原因でなくとも、フットベッドや足底板などで足を正しくサポートすれば快適さが得られます。

Q
年を取ったら、定期的に足の検診を受けるべきでしょうか?
A
私たちは、自分の身体の基礎である足と足関節のことを軽視してしまう傾向があります。フットケアは、いくつかの問診だけで済ませることはできません。外反母趾、ハンマートウ、踵の痛み、アーチの極度な変形などは、痛みを伴う段階になる前に、足の位置の異常や不適切な動きなどの症状として現れます。健康診断の一環として、毎年、定期的に足の専門家の検診を受けることをお勧めします。

Q
何年もランニングを続けていますが、膝の痛みが強くなっていくようです。これはどういうことで、どうしたら解消できるのでしょうか?
A

ランニングをする人の膝の痛みにはいくつかあり、最も一般的なのはランナーズニー(膝蓋靭帯炎)と呼ばれるものです。これは膝頭(膝蓋骨)の裏側と、それを膝下の骨と結ぶ靭帯(膝蓋靭帯)の部分が痛むもので、足部の過剰回内が主な原因と考えられています。フットベッドか足底板を使用すれば足の関節の関係が改善され、膝の痛みだけでなく、腰や背中の痛みも防止できます。

もうひとつ、腸脛靭帯症候群も膝の障害としてよく知られています。これは太ももの外側を走る腸脛靭帯が膝の外側と繋がっている部分の痛みの原因となります。予防・治療には腸脛靭帯のストレッチングや筋肉強化に加え、フットベッドや足底板で不適切な足と脚の動きを矯正するのが効果的です。


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